久し振りにアイマス2の事を書こう。
まあ、備忘録と長文書きのストレス解消みたいなものだ。
11月の中頃から開始されたアイマス2関係者のツイッターが
最近になって捕捉されて関係スレ等ではその発言内容が話題に上がっている。
ボカしても仕方が無いので、アッサリ書いてしまうが
その開発者と言うのは遠藤暢子女史。
アイマス無印のスタッフロールにも名がある方である。
アイマスでは3Dアニメーションを担当しているそうだ。
彼女のツイッター上の発言を読み解いて行こう。
曲リストとキャプ日程とデータ締めタイミングを睨みながら
モーション班のスケジュールパズルを組み上げています。楽しい…
(11月16日 19:24 webから )
11月16日時点でまだ3Dアニメーション、要はダンスモーションが完成していないらしい。
発売が来年2月末に決まって、もうデバッグに入っているだろうと思っていただけにちょっと驚いた。
モーション班とか、キャプ日程と言うのは、ダンサーのモーションキャプチャと言うことだろうか?
この辺は詳しくないので分からない。
フフ…おのださんが驚いてる。戦わない理由なんて何もありませんもの♪
(11月18日 8:07 webから)
おのださんと言うのはアイマス無印とL4Uのディレクター小野田 裕之氏だろうか?
「戦わない理由なんて何もありません」 何と戦うのかが気になるところ。
2008 年の4月に今の16人と初めて会った瞬間から、全員が同じ空の下で生きていく為には
一体どうすればいいのかと、それだけ考えて来ました。
結論、来た道も行き先も違っていていいよ。まとめて面倒見てあげるからさ。
それぞれ立っている会場は違う…でも同じ空の下。それが「フェス」ですものね。
(11月20日 9:35:37 webから)
遠藤女史の書き間違いでなければ、2008年4月時点で、アイマス2の企画、
つまり765プロの13人(竜宮小町含む)+961プロの3人(ジュピター)が存在していた事になる。
アイドルマスター ライブフォーユー!発売直後、
そしてアイドルマスターSP発売前よりも1年ほど前にこの企画が形になっていたと言うことか。
間違えては成らないのは、遠藤女史が「ジュピター」を企画したように書かれるレスがあるが
この文章からもそれが間違いであることが分かる。
「一体どうすればいいのかと、それだけ考えて来ました。」と言うのは
遠藤女史自身、ジュピターの存在は異質だと言う認識があったのだろう。
何が起こるかなんて分かってる。あの日は朝から、幕張行きの電車の中でもう涙がボロボロで。
ステージのラストもぐしょぐしょに泣いてて。皆で考え抜いて選んだ未来に負い目はないし、
出来る全てをやったから何の後悔も無い。それでも本当にきつかった。
(11月20日 9:55:15 webから)
あの日、幕張。9月18日の東京ゲームショウの事と見て間違いない。
9月18日に起きたことと言えば「ジュピターの発表」である。
竜宮小町プロデュース不可に関しては、既にファミ通誌上で発表されていた。
ファンは、「そんな事言っても本当は・・・」を期待していたに過ぎない。
(「高木順二朗のCVが大塚芳忠氏」も新情報だっただろうか?)
先に石原氏や坂上氏がインタビューなどで述べていたように、
ジュピターに対する反応は「予想していた」。
そして、ジュピターと言う異質な存在を、経緯はどうあれスタッフは全員一致で選んだ。
そして、ユーザーに納得してもらえるように出来うる限りの手を尽くした。
何があっても後悔しないと心に決めていても・・・、それでもあの反応は・・・
予想は出来ても、耐えられるがどうかは別問題。
予想すら出来ていなかった観客側のダメージは・・・言うまでもない。
残された僅かな時間で我々がやるべきは、むしろとてもシンプルで、
一つ一つを着実に完成させていくこと。まだその一つ一つが山盛りになっているけれど、
ひたむきに進むのみ。普段通りに後悔しない戦いをしよう!
覚悟の上で立ったステージ、退く理由なんて何もありませんもの!
(11月20日 10:20:41 webから
戦いと言うのは、自分に与えられた仕事のこと。
ジュピターを出すと決まって、それを出してしまった以上は、退く理由も何も行くしかないわけで・・・
こうもお行儀の良いプロモーションに徹されると男衆の里親としてやりきれなさばかりが募ります。
いまだに酷い言葉を浴びせられて深く傷ついてるファンだって大勢いるのに、
私には何もしてやれない。悔しい。 (11月30日 20:03:02 webから)
お行儀の良いプロモというのは、ジュピター不在の宣伝(雑誌記事やPV等)のことなのか、
ジュピターに関して悪役と言った雰囲気の無い状況での放置状態のことなのか・・・。
男衆の里親と言う表現は、産みの親(キャラクター原作、3Dモデル作成者)から、
ジュピターと言うキャラクターたちを預かって、ダンスモーションを仕込むアニメーターと言う
自身の立場を指してのものだろう。
何度も書く事になるが、「ジュピターは彼女の企画じゃない」
「酷い言葉を浴びせられて深く傷ついてるファン」と言うのが
あの会場にいた観客・・・つまり、現状のアイマス2に否定的な意見を持っている人間のことなのか
その存在を否定的に見られているジュピターのファンのことなのか、
恐らくは前者であると思うが、取り様によっては後者にもとれる。
スレで遠藤女史を叩くレスをしているのは、この辺に要因の一つがあるのかもしれない。
何の未来も保障されないまま、あての無い補給を待ち続ける苦しみは想像を絶する。
毎日コミュやダンスを眺めて大丈夫、と分かっている私ですら砂を咬むような日々なのに…
(11月30日 20:11:33 webから)
ホント、補給(良い情報)が無いのですよ。
来るのは爆撃か地雷かぐらいで。
「分かっている私ですら砂を咬むような日々なのに」
情報が発信されないことへの苛立ちだろうか?
「見てもらえば大丈夫」と言う自負なのか、自己暗示なのか。
いつの間にかフォロワーさんが増えてる…応援のツイートもありがとうございます!!
プロジェクト内では
【変わりゆく世界に涙しながら新たな道を先頭に立って拓くアンビバレンツな係】を
している者です。どうぞ宜しくお願いします♪ (12月2日 20:00:47 webから)
問題にしたいのは「先頭に立って拓く」というところ。
企画者でもない女史が先頭に立つと言う表現はどういうことだろう?
企画者はもう既にこのジュピターという存在を「投げて」いるのだろうか?
アンビバレンツ(ambivalent)と言うのは・・・
「愛情と僧悪、独立と依存というように、まったく正反対の感情を同時に持つ心理状態のこと。
この場合、このことが本人にとってストレスとなり、ストレスが新たなストレスを呼び、
心理的混乱を招くこともある。」(
介護保険・介護福祉用語辞典より)
ジュピターが居るアイマス2という世界に変わっていくのは嫌だなぁ・・・と思いつつも
変えている力の一端、もしくはその先頭を進んでいる自分が居る。と言うことか。
スタッフもどこかで納得できていないのか?
それともやっぱり納得できなくなってきたのか。
去年だったか今年だったか覚えていませんが、
何故そこまで男推しなのかとおのださんにまで突っ込まれましたw
…だってこの先に待つのは血の雨ですよ?こうして心を煽り立てて行かないと、
きっと私は外圧に押し潰されてしまいます…と答えたはず。
(12月2日 20:39:57 webから)
「…だってこの先に待つのは血の雨ですよ?こうして心を煽り立てて行かないと、
きっと私は外圧に押し潰されてしまいます」
血の雨というのは9/18のTGSに代表される、現状。
恐らくは「ジュピターに向けられる否定的な意見」のこと。
外圧は、ユーザーからの意見なのか、他所の部署からの否定的意見なのか
とにかく、「ジュピターは必要不可欠な存在」「ジュピターは受け入れられる」
と思い込まないと仕事も出来ないのだろう。
「B29が飛んでくるけど、竹槍で勝てる!」って思い込まなけりゃ、
竹槍振るような訓練もやってられないわけで・・・
周りを巻き込んだ自己暗示か。
納得いかない事があると、シナリオ班にもキャラ班にも口出ししに行きました。
出される方は畑違いの相手に絡まれて正直たまったものじゃなかったと思いますが…
今回は我慢しないことにしたのです。そう言えば今日もこの土壇場で企画に突撃して、
仕様を1つ私好みに改めさせたんだったw (12月2日 8:59 webから)
3Dアニメーション担当者がどれほどの事に関して意見できるのか不明だが、
精々モーションに絡む形状変更などではないだろうかと思うのだが。
シナリオ班に言う意見となると何だろうね?
と、色々固まって居るだろう現状から企画に突撃して、変更できる仕様も気になる。
ただ、間違えてはいけないのは、彼女に権限があるわけではなく。
「口を出しに行くだけの勢いと行動力がある」と言うこと。
今のところ、拾えるのはコレくらいだろうか。
まあ、新たな情報源の一つとして見ておきたい。
ただ、気をつけなきゃいけないのは、
今アイマス関連スレで見るような叩きは、脊髄反射的なもので
文章の表面、もしくは誰かが恣意的に上塗りしたものを眺めだただけで
勢いのままに書かれている、もしくはそれを意識して煽っているものがあるということ。
冷静に状況を観察していこう。